磁気センサ

冗長性を備えたデュアル・ダイ3D HAL®センサの製品ラインナップをさらに拡充

2021/11/18 - Trade News - PR2106

  • レシオメトリックなアナログ出力とSENT(SAE J2716 rev. 4)出力に対応したデュアル・ダイ・ホールセンサHAR 3927**
  • 高い機能安全が要求される自動車ならびに産業機器向け*に小型SOIC8 SMDパッケージで提供

2021年11月18日

TDK株式会社(社長:石黒 成直)は、HAR 3927** ダイレクト・アングル・センサを新たにミクロナス・ブランド製品群に加えたことを発表します。HAR 3927は、独自の3D HAL®ピクセル・セル・テクノロジを使用し、ISO 26262に基づいて開発されています。電源電圧の変動に比例するレシオメトリックなアナログ出力、SAE J2716 rev. 4に準拠したSENT 出力の両方をサポートしています。

本製品のサンプル活動は開始しており、量産開始は2022年第一四半期(1~3月)を予定しています。

冗長性を備えたHAR 3927 は、高い安全性が要求されるデュアル・クラッチ・トランスミッションやエンジン・ストローク・センサなどの直動計測、ギア・セレクタやアクセル・ペダル、電子スロットル制御*などの回転位置計測に最適です。

2つのセンサ・ダイはスタック構造になっており、それぞれのダイが同じ磁場を検出し、同期測定を行います。そのため、2つのダイが水平方向に配列されている他のソリューションと比較すると、磁石の大幅な小型化が可能です。磁界振幅範囲は20 mT~130mTです。

SOIC8パッケージで提供されるHAR 3927は、冗長性を備え、コスト低減に寄与する一方、プリント基板を小型化し、はんだ付けによる接続箇所を減らすことで、システム全体の信頼性を高めます。

2つの異なる出力フォーマットと、出力信号を直線化する17の可変セットポイントもしくは33の固定セットポイントを備え、独自の3D HALピクセル・セル・テクノロジにより、磁界3軸計測、直動計測、360°までの回転位置計測、軸端・軸側面計測が可能です。ゲイン、オフセット、磁石位置計測の基準位置などの特性は、不揮発性メモリにプログラミングすることで磁気回路に合わせて調整することができます。

HAR 3927は、設定の柔軟性が非常に高く、センサ一個を複数のアプリケーションで使用することが可能です。そのため、品質検証や再承認作業の負荷を軽減し、コスト削減にも寄与します。

用語集

  • 3D HAL® ピクセル・セル:X軸、Y軸、Z軸の磁界を直接計測

主要アプリケーション*

  • アクセル・ペダル、電子スロットル制御、プッシュ機能付き回転シフタ、後軸ステアリング・システムの回転角度検出
  • クラッチ/ブレーキ・ペダル、トランスミッション・システム、シリンダ、バルブ位置センシングの直動位置検出

主な特長と利点***

  • ±1.0° (磁束密度30 mT時)の角度精度
  • 軸端、軸側面の360°の角度計測
  • X軸、Y軸、Z軸の磁界を直接計測 
  • ユーザ側でアナログ出力またはSENT出力選択可能
  • デュアル・ダイで冗長性を提供
  • 機能安全用途でISO 26262に準拠したSEooC対応
  • - 40 °C~160 °Cの幅広い動作周囲温度で自動車向けに最適

主要データ

 
型番HAR 3927
パッケージSOIC8
出力フォーマットAnalog, SENT SAE J2716 rev. 4
角度精度±1.0° (磁束密度30 mT時)
磁界振幅範囲20 mT~130 mT
機能安全ASIL-B ready

* ターゲット・アプリケーションは一例で、システム・レベルで確認される必要があります。
** HAL/HAR 39xyは、フラウンホーファー集積回路研究所(IlS)のライセンスを使用しています。
*** すべての動作パラメータは、実際のアプリケーションごとにお客様により検証される必要があります。

TDK株式会社について
TDK株式会社(本社:東京)は、スマート社会における電子デバイスソリューションのリーディングカンパニーを目指しています。 独自の磁性素材技術をそのDNAとし、最先端の技術革新で未来を引き寄せ(Attracting Tomorrow)、社会の変革に貢献してまいります。当社は各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。主力製品は、積層セラミックコンデンサ、アルミ電解コンデンサ、フィルムコンデンサ、インダクタ、フェライトコア、高周波部品、ピエゾおよび保護部品等の各種受動部品をはじめ、温度、圧力、磁気、MEMSセンサなどのセンサおよびセンサシステムがあります。さらに、磁気ヘッドや電源、二次電池などです。これらの製品ブランドとしては、TDK、EPCOS、InvenSense、Micronas、Tronics、TDK-Lambdaがあります。アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、自動車、産業電子機器、コンシューマー製品、そして情報通信機器など幅広い分野においてビジネスを展開しています。2021年3月期の売上は約1兆4790億円で、従業員総数は全世界で約129,000人です。

 

TDK ミクロナスについて
TDK ミクロナスは、TDKにおける磁気センサとそのCMOSプロセスへのインテグレーションのコンピテンス・センターです。TDK ミクロナスは、四半世紀以上のセンサとアクチュエータを自社一貫生産で製造してきた優れた経験を有しています。1993年、初めてのCMOSテクノロジを用いたホールセンサを発表して以来、自動車/産業機器向けに50億個を超えるセンサを出荷しました。事業本部はフライブルク・イム・ブライスガウにあります。従業員数は約1000 人です。

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セールス& マーケティング TDK ミクロナス株式会社   +81 45 478 0580 sales.japan@micronas.com

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