HAL® 38xy

出力設定機能を備えたプログラム可能な2D位置検出センサ

概要

HAL 38xy は、ミクロナスの3D HALテクノロジをベースにしています。HAL 385x は、プルアップ、プルダウン・レジスタを使用した断線検出機能を持つ、直線で、レシオメトリックなアナログ出力信号を出力します。HAL 387x は、コンフィギャブルで、最大12 bit の解像度を0.25 kHz~2 kHz の周波数のPWM を出力できることが特長です。

従来のプレナー・ホール・テクノロジは、チップ表面に対して縦方向(Z軸)の磁界を計測します。この縦方向(Z軸)の磁界に加えて、HAL 38xy は、チップ表面に平行方向(Y軸あるいはX軸)の磁界も計測します。これは、標準 CMOS プロセスに垂直ホール素子を内蔵させることにより可能になります。

センサのセルは、BX、BY、そしてBZ の3つの磁界の組み合わせで計測されます。そのため、長いストローク計測やシャフト側面による角度計測など、今までとは異なるアプリケーションにも採用することができます。

チップ上のシグナル・プロセッシングは、磁界コンポーネントX、Y、そしてZ 軸のうち2 軸を用い角度を計算し、その値を出力値に変換します。この計測方法により、センサは、動作温度範囲内において高精度が可能になり、いままでにない角度計測、直線計測を実現します。

さらに、センサは、信号補正機能を内蔵していて、最大32 セットポイントで出力信号の直線化するようプログラムできることも特長です。

主な特性であるX、Y、そしてZ軸のゲインとオフセット、リファンス位置、X、Y、そしてZ信号の位相、ヒステリシス曲線、ロー・パス・フィルタ周波数、出力スロープ、そしてオフセットとクランピングを、不揮発性メモリをプログラミングすることで磁界回路に調整することができます。

センサは、最新の自己診断機能を搭載していて、フェール保護検出機能が拡張されています。さらに標準的なチェック項目のほかに、電源の過大電圧と過小電圧検出、断線検出、ROM や信号パスなどの内部ブロックが通常の動作においてモニタされます。PWM 出力を行うデバイスは、PWM 周波数とデューティ・サイクルの変化によりエラー検出します。

HAL 38xy は、自動車ならびに産業機器向けに設計されて、ジャンクション温度 −40 °C~170 °Cで動作します。

HAL 38xy は、超小型リード・パッケージTO92UT と、SOIC8 パッケージで提供されます。

 

ダイアグラム– システム・アーキテクチャ

HAL38xy はFraunhofer IIS のライセンスを受けています。

https://www.micronas.tdk.com/sites/default/files/svg/block_diagram_HAL38xy_web.svgHAL 38xy
https://www.micronas.tdk.com/sites/default/files/fallback/1500px_block_diagram_HAL38xy_web.gifHAL 38xy