内燃エンジン
センサやアクチュエータを使用したソリューションは、エネルギー効率の向上と二酸化炭素削減に大きく貢献します。TDKでは、バッテリ管理、排気バルブ、シフトレバー、ペダル位置検出など、幅広く応用可能なセンサを提供しています。TDKのセンサは、振動、温度変化、汚れなど、過酷な環境下でも高精度に動作するよう設計されています。
アクティブ・ペダル- 加速度
アクセル・ペダル・センサ(APS)は、ドライバが踏み込んだアクセルの情報を電気信号に変え、エンジン・コントロール・ユニット(ECU)に送ります。
2つのAPS信号は、それぞれの情報の整合性をとり合います。2つのセンサは完全に独立しており、完全な冗長性を備えています。
ひとつのセンサが故障した場合、もうひとつのセンサから徐行モードの信号が入力され、ECUは最高時速を制限します。
アナログ出力のリニア・ホール・センサは、ペダルなど20°未満の挟角度測定に使用されます。アイドリング中に信頼性の高い、高精度な位置検出を実現します。また、製品ライフを通じて全温度範囲でオフセットが低く、感度ドリフトが小さいのも特長です。
HEV/EVでは、外乱磁場に対する耐性も要求されます。さらに、ISO26262機能安全に準拠することは必須です。HAL3930はこれらの要求を満たします。
センサ・タイプ: 1D, 2D
ミクロナス製品:
バルブ - EGR
内燃エンジンでEGRは、ガソリン自動車やディーゼル・エンジンでのようにシリンダに排気ガスを循環させ、窒素酸化物を削減します。排気は吸気よりかなり高温なため、エンジン内の燃焼室に送られます。空気と燃料は混合するよりも効率良く温められ、エンジンを動かします。EGRバルブには±12 mmのリニア計測が必要です。2Dホールセンサは、エアギャップと温度変化に堅牢なバルブの位置検出を行います。EGRは、温度範囲が広く、プリント基板レスのものが主流になってきています。また、キャパシタを内蔵したデバイスも求められています。HEV/EVでは、外乱磁場に対する耐性も要求されます。さらに、ISO26262機能安全に準拠することは必須です。HAL3930はこれらの要求を満たします。
センサ・タイプ: 2D
コントローラータイプ: HVC
ミクロナス製品:
バルブ - サーマル・バルブ
内燃エンジンの冷水回路制御など、自動車には小型バルブが数多く搭載されいています。ミクロナスの2D センサは、エア・ギャップや温度変化に堅牢で、バルブ位置の計測のための最適なソリューションを提供します。外乱磁場に対する耐性が要求されるHEV/EVでは、HAL 39xy を推奨します。HVCは高度に統合されたシングル・チップ・ソリューションで、ブラシレスDCモータの駆動を外付けMOSFETによるドライバを必要とすることなく、小さいフットプリントで実現します。SPIのような主流デジタル・インタフェースもサポートされています。HVCと合わせて使用することで、HAL 3900は高度な温度管理システムを実現します。
センサ・タイプ: 2D
コントローラータイプ: HVC
ミクロナス製品:
ギア・ポジション
内燃エンジンでは位置センサがトランスミッション内に配置され、ギアの位置をECUシステムに伝達します。トランスミッションにはそれぞれ最大6個までのセンサが使用されます。アナログ/PWM出力と、計測される距離に依存した直線化のためのセットポイントを備えた2Dセンサが最適です。SENTなど、デジタル出力フォーマットもサポートしていて、機能安全性の要求に応えます。 電動エンジンでは位置センサはeアクスルのトランスミッション内に配置され、ギアの位置をECUシステムに伝達します。計測される距離に依存した直線化のためのセットポイントを備え、PWM、SENT、SPI 出力をサポートしている3Dセンサが最適です。ISO26262機能安全に準拠することは必須です。
センサ・タイプ: 1D, 2D, TMR
ミクロナス製品:
水/オイルポンプ - BLDCモータ
ホール・スイッチやTMR角度センサは、ブラシレスDCモータを使用したポンプの回転位置検出に使用されます。消費電流を抑えるには消費電流わずか1.6 mA の3ワイヤ・タイプの HAL 15xy を推奨します。 TMRセンサは、軸端に配置され、温度に対して高解像度で安定した、かつ応答速度の速いセンサです。HVCは補助ポンプのブラシレスDCモータ駆動に最適です。
センサ・タイプ: スイッチ, TMR
コントローラータイプ: HVC
ミクロナス製品:
シフト・レバー位置
ホール・センサは、ギア・シフト・レバーの位置検出に使われます。この用途は、簡単なロータリー・シフタからジョイ・スティックなど、さまざまな形で実現されます。ロータリー・シフタには2Dが、ジョイ・スティック・タイプやプッシュ機能付きロータリー・シフタでは、3D ホールセンサが最適です。
ホール・スイッチをそれぞれのギア位置に配置することで低コストのソリューションを提供します。
センサ・タイプ: 3D, スイッチ
ミクロナス製品:
ターボ・チャージャ
エンジン効率の向上と低燃費のためのタービンの空気流をブロックもしくは過圧するバルブの位置検出には、アナログ出力やSENT インタフェースを備えた磁気センサが使用されます。温度に対する小さいオフセットおよび感度ドリフトで高い信頼性と精度を実現します。ターボ・チャージャは、温度範囲が広く、プリント基板レスのものが主流になってきています。また、キャパシタを内蔵したデバイスも求められています。HEV/EVでは、外乱磁場に対する耐性も要求されます。HAL3930はこれらの要求を満たします。
センサ・タイプ: 1D, 2D
ミクロナス製品: